プログラミングスクールに通えば、誰でもエンジニアやWebデザイナーになって高収入を得られるのでしょうか?
プログラミングをスクールで学んでも「うまくいく人・いかなかった人」がいるのは事実です。
巷ではプログラミングスクールに通っても無駄という意見もありますし、スクールに通ったものの実践に役立つことがなく「転職に結びつかなかった」という人もいます。
いっぽうでエンジニア転職を成功させた人も多くいますし、リモートワーク中心で働いたりフリーランスとして独立したり、希望にあった働き方を叶えた人もいます。
そこで今回はプログラミングスクールで学ぶ上での
心がけ、挫折しない・失敗しない学び方のポイントを紹介します。
目次
プログラミングスクールでの学び方
プログラミングを学ぶためのスクールですが、主に次にあげる3つの学び方があります。
- 通学型
- オンライン型
- 通学とオンライン併用型
通学型は教室に通いますが、主流となっているのはオープンにされている自習室のようなスペースで、それぞれがカリキュラムを進め、教室にいるメンター(講師)に不明点を教わるといった方法です。
通学型は自宅で学ぶよりも、周囲に仲間がいることでモチベーションがアップすることや、講師に質問しやすい環境により、
「ひとりで学ぶのは途中で嫌になってしまいそうで不安」な人に向いています。
オンライン型はいつでも24時間、好きなときに好きな場所で学べるのがメリットです。
オンライン型でも、不明点はチャットでいつでも質問できたり、週に数回のオンライン面談等で相談できるサポートが用意されているところも多くあります。
また、オンライン・教室の両方を併用しているスクールもあります。
プログラミングスクールで学ぶ上の心がけ
① 自分で高いお金を払って学んでいると強く認識する
② カリキュラムは絶対に予定どおり進める
③ プログラミングスクールのサポートは最大限利用する
では、ひとつずつ、さらに詳しく解説します。
①自分で高いお金を払って学んでいると強く認識する
プログラミングスクールに通うことを決めたのは「あなたです」
まず、プログラミングスクールに通うのは誰でもない、自分の希望であり、自分で決めたことだとしっかり心に刻みつけましょう。
小学校、中学校、高校のように、朝起きて誰かが送り出してくれて、学校へ行けば時間割通りに授業が進むわけではありません。
「当たり前だろ!」と思うかもしれませんが、当たり前すぎるわりには途中で挫折したり、
だんだんとやる気をなくして「どうせ無理」と投げ出してしまう人が少なくありません。
自分の意志でしか学び続けることができないのが、社会人になってからの勉強です。
勉強しないからといって、誰もあなたを叱る人はいません。
もっとも大切なのは「エンジニアになるために学ぶぞ!」という強い意志です。
あなたはスクールにとっては生徒であると同時に「お客様」でもあるわけですが、
だからといって「お金を払ってるんだから」となんでもスクール任せで受け身の体制では充分な成果は得られません。
わからないことがあれば質問し、読んでおいたほうがいい書籍を教えてもらったり、参考になる解説動画がないか聞いてみましょう。
講師も熱心な人に対しては、より熱意をもって教えたくなるものです。
②カリキュラムは絶対に予定どおり進める
「明日やる」ではなく「今からやる」
カリキュラムやスケジュールはスクールと相談して決めます。決めたことですから、できるかぎり予定通りに進めていくようにしましょう。
確かにプログラミングスクールではスケジュールは柔軟に対応してもらえます。
だからといって、「今週はもういいか」「今日はやめておくかな」といったスタンスでは、なし崩しでスケジュールが後ろ倒しになってしまいます。
学習ペースはなるべく崩さないようにしましょう。
どうしても、カリキュラムに遅れそうな場合は早めに講師の人に相談しましょう。
③プログラミングスクールのサポートは最大限利用する
プログラミングスクールだからこそのサポートを活用しよう
せっかくスクールに入ったのですから、スクールが提供しているサポートは上手に活用して下さい。
スクールの中には現役のエンジニアに質問ができたり、アドバイザーが悩み事を聞いてくれたり、転職支援などを行っているところも多数あります。
こうしたサポートを使わない手はありません。厚かましいくらい質問しまくりましょう。
見栄を張って質問しないことは、お金をドブに捨てているようなものです。
スクールに通うからこそ得られる特典は使い倒すくらいの勢いで利用しましょう。
プログラミングスクールで挫折しないために
- できる学習プランとスケジュールをたてる
- やりたいこと・めざしていることをしっかり認識する
- 困ったときはためらわずに相談する
プログラミングスクールを挫折しない方法|無理なスケジュールはたてない
仕事をしながら平日も真夜中までオンラインで学び、土日は教室で朝から夕方まで缶詰めでプログラミングを学ぶことができる人はそう多くはありません。まして、これは1日だけではなく、1ヶ月~半年続けなくては、エンジニアになるために必要なスキルは身につきません。
プログラミングスクールでエンジニアのスキルを身につけるためには「すべてのカリキュラムをしっかり最後まで行えること」が大前提。
現在の仕事内容や勤務スタイル、子育て中といった環境にもよるでしょうから、無理なくカリキュラムを進められるようにスケジュールをたてるのが大事です。
プログラミングスクールは、かなり柔軟にラーニングスケジュールをたてられます。講師やアドバイザーと相談し「できる学習プログラム」をたてるようにしましょう。
プログラミングスクールを挫折しない方法|やりたいこと・めざしていることを認識する
そもそもエンジニアといっても職種もさまざまあり、それによって学ぶべき言語やスキルも違ってきます。
プログラミングスクールでは最初に面談があると思いますが、ここでわからないことは質問し、どのようなことを学び、どのような職に就きたいのかを明確にしましょう。
面談前からエンジニアやIT業界について自分でも調べて、まずは自分なりの目標をたてた上で相談すると、より効率的に「目標」が定められます。
なんとなく「エンジニアになりたい」ではあまりに準備不足!漠然とエンジニアになりたいと思っている段階なら、まずエンジニアにはどのような種類があり、どんなことを学ぶのか、また転職したときにどのような業務に就き、平均年収はどれくらいか、といったことを網羅的に調べましょう。
ただなんとなく「これからの時代はエンジニアだよな~」「エンジニアになれば在宅勤務もできるだろうし、失業の心配もなさそうだから」といった理由だけでいきなりプログラミングスクールに通っても、そもそもカリキュラムをどう立てていくかもわかりません。
プログラミングスクールを挫折しない方法|困ったときには相談する
プログラミング学習で挫折のきっかけとなりやすいのが、エラーが解決せずに嫌気がさしてしまうことです。
プログラミングスクールの大きなメリットは「講師」がいることです。
遠慮せずに、どんどん質問をしましょう。
スクールの方針にもよりますが、回答を教えるというよりも、回答につながるヒントを教えて「自分で解決策を見つけられるように導く」ことも多くあります。
また、それ以外にも「このままで大丈夫なのか」「他の言語やスキルを学ぶべきなのか」と迷うことも出てきます。
ひとりで抱え込まずに、スクールの相談や面談は最大限に活用して、プロの視点でアドバイスをもらいましょう。
講師以外にも、アドバイザー、キャリア専門(転職)担当者などがいるスクールもあります。
プログラミングスクールに通う時間とお金を無駄にしないために
プログラミング言語も、エンジニアのスキルも日々進化しています。
常にアップデートして最新の情報を持ち、これから必須となる、あるいは重視されるスキルを把握しているプログラミングスクールを選ぶようにしましょう。
将来のための投資、スキルアップのためにお金を払い、貴重な時間をさいて学ぶのですから、何ひとつ無駄にすることなく「しっかり目標に向けて」進んでいきたいですね。
プログラミングスクールを選ぶ時に困ったら、ぜひ私に相談してください!